2012年12月22日土曜日

2012年 大忘年会が開催されました。


今年もあとわずかです。今年も消化器病センターの忘年会が開催されました。

病棟のみなさん、消化器内科、消化器外科の各チームによる、オリジナル★エンターテイメントショーも例年どおり開催されました。みなさんとても良いチームワークで完成されたエンターテイメントを披露しておりました。普段のチームワークがあってこそでありましょう。<芸>ではなく、確かな<エンターテイメントショー>でありました。また、出張先でお世話になった先生方とも久しぶりに出会えて、貴重な時間を過ごせました。一年間お疲れ様でした。来年も頑張りましょう。
一番前のステージでショーがおこなわれております。

観衆の盛り上がり。完成度の高いエンターテイメントの始まりです。

2012年12月4日火曜日

藤田保健衛生大学消化器外科       宇山教授!!

 先日 藤田保健衛生大学消化器外科 宇山教授に来院していただき、当院では初めての
腹腔鏡下胃全摘手術が行われました。


宇山先生は腹腔胸下胃切除では有名で、
最近ではロボット手術、ダ・ビンチを使った手術でも有名です。
当院でも腹腔鏡手術は数多く導入され、

消化管はもとより、肝臓外科でも導入され
日々、創部痛の減少、在院日数の短縮へ向けて
また、更なる技術の向上に努めています。
当院では幽門側胃切除は数多く行っていますが、
胃全摘手術の腹腔鏡下手術はまだ行っておらず、
今後の課題となっておりますが、
その第一段階として宇山先生にご指導いただいきました。
医局員の多くがその手術を見学しに
足を運んでおりました。その丁寧で正確な手術、
さらには助手へのわかりやすく的確な指示、
誰もが見入っておりました。


手術は問題なく、終了し、術後経過も良好です。
ありがとうございました。
モチベーションが上がり、
今後も動向が期待されている 
医療錬士 I先生。

2012年11月27日火曜日

第2弾! 消化器外科 大学院

東京女子医大 消化器外科 大学院 について
前回に引き続き 第2弾!!


みなさんの気になっている大学院について、
実際に研究されている先生のお言葉がいただけましたので、
どーぞご参照くださいませ。特に研修医の先生は必見!


今回は台湾からの留学生されてきた、イーベイ先生です。


陳 怡貝 
東京女子医科大学大学院 臨床医学科 外科専攻 消化器外科分野

私は台湾秀伝紀念医院で外科医療練士四年目に、東京女子医科大学消化器外科高崎健教授と山本雅一教授のご講演を聞く機会に恵まれました。内容は「消化器がん外科治療と最先端がん治療方法」であったが,外科手術ばかりではなく放射線療法、化学療法に第4(分子標療法)と第5(免疫療法)などと協調して治療をたてる時代となってきてという内容に感激したことを覚えてます。それで、私は先端がん治療技術を勉強するために,2009年に日本へ留学することを決めました。医院の院長と指導教官の推薦で日本に来ました。

私の研究テーマは早期肝細胞癌におけるGPC3の発現を調べ,さらにそのGPC3の癌細胞における役割を検討します。私は、1995年から2010年にかけて切除肝癌のうち高分化型HCCと診断された103113結節を調べました。それらを高分化型HCCの組織学的肝癌取扱い規約に準じ、早期(小結節境界不明瞭で高分化型、58結節)、結節内結節(高分化型HCCの内部に一部中分化型、40結節)および大型(高分化型だが腫瘍径3cm以上、15結節)の3つに分類しました。Glypican3抗体を用いて免疫染色を行い、30%以上を陽性、1029%を弱陽性、0-9%を陰性としました。今回の検討で早期肝細胞癌の51%GPC3発現がみられました。また、早期肝細胞癌の一部にすでに進行肝細胞癌を伴う結節内結節では73%、全体が進行肝細胞癌(晩期肝細胞癌)では80%のGPC3発現が見られました。このことからGPC3は肝細胞癌の早期肝細胞癌の段階から多段階発癌に関与している可能性が示唆されました。特に,早期肝細胞癌に発現するGPC3は、発癌のシグナル経路を開始させる可能性があります。そうであればこのシグナル経路を担う分子の抑制剤を用いて発癌を抑制することが可能になります。今後、この早期癌をアポトーシス誘導に向かわせる方法をGPC3シグナル伝達経路から検討していきたいと考えています。

       今までのこの貴重な大学院の4年間の時間はあっという間でしたが、大変有意義な時を過ごすことが出来ました。これも、多くの先生方の御指導によるものと大変感謝しております。大学院で学んだことを基礎に、これからも臨床に加え研究の方も進めて行きたいと思っております。

2012年11月20日火曜日

消化器外科 大学院 について


久しぶりのブログ更新ですが、
ここでみなさんの気になっている大学院について、
実際に研究されている先生のお言葉がいただけましたので、
どーぞご参照くださいませ。特に研修医の先生は必見!

当院は早稲田大学との連携によってより高度な研究も可能となっています。
(詳しくは右のリンクを参照してください。

ちなみに当院の大学院制度については通常とは違い
①錬士大学院
 医療錬士期間(⇒リンク参照)に大学院に入学すると
 錬士として臨床を継続しながら(給料をもらいながら)
 研究も並行して行える。
②大学院
 医療錬士にはならず、大学院のみに専念する。
上記2つのパターンがあります。
各々が教授と相談の上、希望にそった形で研究、臨床と行えるのが特徴です。
医局にはそれぞれの先生が多数いらっしゃいますので、
見学の際にでもお尋ねください。


今回、お言葉を頂戴した小貫先生は
医療錬士を修了しその後、大学院へ進まれた先生です。


東京女子医大消化器外科38期 小貫建一郎

私は東京女子医大病院消化器外科医療練士として6年間研修を行った後に消化器外科大学院に入学をしました。入学を決めた動機は、消化器癌の様々な分子生物学的基礎知識を学ぶことが今後の自分の外科治療において大きな助けになるのではないかと考えたからです。
  
 大学院での研究テーマは胆道癌の分子生物学的悪性度に関するものでした。具体的には胆道癌に対する分子標的治療の検討や悪性度の指標となるバイオマーカーの開発を行いました。基礎実験は全て自分で行うため、細胞実験や動物実験での様々な基本的なテクニックを数多く習得することが出来ました。
 
 研究成果としては、動物実験の段階ですが肝内胆管癌に対する分子標的治療の有効性や胆嚢癌の悪性度の指標となるマーカーの有効性を示すことも出来ました。
  
 私は3年間臨床からは完全に離れ基礎研究を行っておりましたが、基礎研究に集中することで色々と勉強する時間や考える時間を多く取ることが出来ました。そういった時間は多忙な臨床生活では得難い大変貴重な時間であったと思います。その反面長く臨床から離れることで外科医としての不安や焦りを感じる方は多いと思いますが消化器外科系の大学院は臨床と密接した研究が可能であり、私はそういった不安をあまり感じることなく大学院生活を送っておりました。

大学院生活を振り返ってみると、年という期間はあっという間に過ぎ去ってしまい、気がつくともう卒業といった具合でした。年の間で研究が上手くいかずに悩んだことや、研究を通して様々な方と交流を持てたこと等は自分にとって大変貴重な経験となっていると思います。現在私は臨床に戻り、外科医として再び臨床に日々携わっておりますが、大学院で得た知識や経験が診療の助けとなっていることは多々ありますし、今後はそういった知識や経験を臨床に活かしていきたいと考えております。

2012年10月31日水曜日

消化器外科 大木先生の論文がF1000に選ばれました





< F1000 >って、知ってますか?Factory of 1000 という、全く新しい、生物医学系研究論文に対する評価システムのことです。http://www.sunmedia.co.jp/e-port/f1000/

具体的には、全世界の研究者(F1000メンバー)が、優れた論文を紹介してランク付けするみたいです(詳しいことは、是非インターネットで調べてみてください)。
そこに、大木先生の論文が、選ばれたというわけです。おめでとうございます!!!


論文はこれです。








Prevention of esophageal stricture after endoscopic submucosal dissection

using tissue-engineered cell sheets.

Ohki T, Yamato M, Ota M, Takagi R, Murakami D, Kondo M, Sasaki R, Namiki H,

Okano T, Yamamoto M.

Department of Surgery, Institute of Gastroenterology,

Tokyo Women's Medical University, Tokyo, Japan.




2012年10月20日土曜日

ホームページ更新しました。

秋らしくなってきました。消化器病センターホームページ更新のお知らせです。

新しいスタッフの先生方の紹介や、肝移植の情報を更新しております。
是非、ご覧くださいませ。
右のリンク一覧からアクセスしてください。→→→→→→→→→→→→→→→→→→
http://www.twmu.ac.jp/IGE/

ホームページ係の先生方おつかれさまでございました。

2012年10月6日土曜日

Dr.Ben from Thailand

ただ今東南アジアの国「タイ」よりベン先生が
見学にいらっしゃっています。
日本語は全くできないなか2か月にわたり、
肝胆膵外科を学びにいています。

タイでは肝胆膵症例が少なく、主に手術を見学しに来られています。
母国ではMilitary Doctorとのことです。
どんなお仕事なんでしょうかね。
軍服、似合いそうです。

肝臓班にて回診、手術見学をされて、医局カンファレンスやチームカンファレンスも積極的に参加し、先日は抄読会もしていただきました。

手術に関しては、肝移植2例も見学されています。

チームでは主にY先生が一緒に行動して色々とお仕事の説明や、日本語について、プライベートなどのお世話をしています。

この2か月で覚えた日本語は
「ツカレタ」「ハラヘッタ」だそうです。
Y先生のいつもの口癖です。
こんなんでいいのでしょうか・・・・。

2か月前に来日して、そろそろ帰国の時間が
来ているそうです。
短い間ですが、本当にありがとうございました。

ベン先生を始め、去年まではマリオ先生など海外からの短期研修の方も多数いらしており、Internationalな医局となっています。

P.S.
Y先生、もっとちゃんとした日本語を教えてくださいよ。

2012年10月4日木曜日

TEM 講習会 

TEM・・・・・なんぞや?と思われた方へ。
Transanal  Endoscopic Microsurgery の略です。
肛門から近い腫瘍で、手術するにはマイルズ手術?
いやそれはなんでも・・・
なら経肛門的にカメラを入れて、腫瘍を内視鏡治療しちゃいましょうーよ
ということです。
(詳細はGoogle等で検索してみてください。)

で本題です、
先日、福島県、郡山市で
TEM講習会があり、当院からも
大腸班のK先生とO先生が参加です。

 色んな施設から参加されており
総勢10名です。









こんな感じで講習を受け、
その後、実際に豚の腸管を使って
トレーニングを行います。




 
K先生です、様になってます。
かなりの腕前と噂も・・・。
いやーかっこいいです。
2児のパパです。






一緒にO先生も受講され、
受講票と・・・・

なんと
Best trainee award 受賞!!!!!
すんばらしいでございます。
おめでとうございます。

今後ともご指導お願いしますです。


そんなこんなでここで色んなトレーニングや講習会へ参加しています。
興味のある方はご連絡ください。

実はこの10月で医局長が変わりました、K先生お疲れ様でした。
新医局長は・・・・・。

2012年9月29日土曜日

初期研修医のF先生 お疲れ様でした。


今期も初期研修医の先生がローテーションしてきてくれました。

大変ななか一人でよく頑張っていました。
しかも、日々の手術をこなしながらの、
肝移植や夜中の緊急手術、

夏休み期間もあり、時として人が少なくなって。
さらになぜか大変な時ほど「飯でもいくか?」・・・。

そんなこんなで長く短い3か月が終了、
先日、発表会がありました。
初めての?学会発表のような形式で
PCでスライド作成し、全員の前での発表。
緊張はしていましたが、堂々としてました、素晴らしい!!

この3か月の疲れ?オーラ?
よく見てください、なんかが出てます。

これからも色んな経験をすると思いますが、頑張ってください。
つらい時はなんだかんだで思い出すでしょう。
3か月だけど、いい経験になったでしょう。

何かあれば皆、力になります、いつでも相談を。

本当にお疲れ様でした、ありがとう!!

2012年9月15日土曜日

第4回 日本・モンゴル 消化器癌シンポジウム
















今年で4回目になります。年々シンンポジウムの内容も充実してきております。今年のテーマは鏡視下手術!
食道;大杉先生、胃;比企先生、大腸;渡邉先生、肝臓;若林先生 その他日本を代表する鏡視下手術のスペシャリストに御参加頂きました。
通常の学会では臓器毎にセッションが分かれているため同時にこのような形で有名な先生方のお話を聞くことはなかなか無いと思います。

いつものようにシンポジウム自体の写真があまりありませんが、朝から晩までハードスケジュールで内容たっぷりでした!

翌日はモンゴルのドクターと懇親会。
例年は簡単な観光でしたが今年はスゴイ!!!

360°地平線の大草原の真ん中でテントを設置しケータリングでランチ
ヤギの丸焼き↓↓を食べるワイルドな偉い先生! このエネルギーが日本の医療を支えてます。
 

 M先生は奥様と参加!


モンゴル伝統のおはじきゲーム。5m先の的に指で弾いたコマを飛ばして当てます。
妙に真剣なW教授とY教授

"A NOTE OF APPRECIATION" 頂きました!


モンゴル相撲、モンゴル競馬、モンゴル式アーチェリー、ゲル設営体験、盛りだくさんのイベントであっという間に夕暮れに.....
最後はモンゴル伝統音楽の演奏です。夕日をバックにチョット感動的でした。


真ん中は当院のN先生です、現地の人ではありません。
N先生次期医局長 頑張ってください!!

充実したシンポジウムと素敵な懇親会イベント
有意義な2日間でした。来年は是非皆様もご参加ください。

2012年8月28日火曜日

祝!! 平成23年度 外科年報 完成!!!

 東京女子医大病院 消化器外科 
平成23年度の総まとめの冊子です。
写真は表紙と裏表紙です。

素晴らし出来栄えです。
編集された先生方ありがとうございました、
非常に大変であったと思います。
肝心の中身は・・・・・もう一言では言えません。

医局にありますので、ご覧になりたい方は是非いらしてください。
当センターの出身の先生方には郵送でお送りしています。
このブログのことも書かれていますので、ぜひ一読をお願いします。


表紙の「千鍛万錬」とは
宮本武蔵の「五輪書」 水の巻の最後に書かれている熟語であり、
   千日の稽古を「鍛」とし、万日の稽古を「錬」とする
から来ています。(われら恩師の故 羽生富士夫名誉教授に書いていただきました)ひとつの技術を究めるには、気の遠く夏様な毎日の修錬が必要であり、、その内容は基本的な動作の繰り返しです(平成19年度外科年報、山本外科主任教授のあいさつより抜粋)


編集委員の先生方です。
本当にお疲れ様でした。

思い起こせば色々とあった1年でした。
これからもよろしくお願いします。


実はこの中に真の「やまちゃん」が・・・・。

初期研修医の先生の見学

先日、他県にて初期臨床研修中のO先生が見学に来てくれました。

手術見学も含め、朝から夕方まで。
当日は
形成外科と合同での食道癌、遊離空腸移植術
を行っていました。
さらに昼食の時には
医局で色んな先生方と
話す機会があり、疑問や将来について
じっくり相談していました。
当科はほぼ日本中の大学から来ていますので、
場合によっては同じ大学の先輩に会えます。
今回の見学で、
少しは女子医大 消化器外科のことが
わかってくれたでしょうか。

共に病棟で働ける日を楽しみにしています。
見学に来てくれてありがとう。

何度でも、気になることがあればいらしてください。
質問も随時受け付けています。


2012年8月17日金曜日

研修医のみなさんお疲れ様でした!










先日といっても、だいぶ前ですが、
沢山の研修医の先生がローテーションで回っておりました。

研修医の先生も
3か月のローテーションが終わるころには
立派になって、わずかながらオーラが出てきます。

そんなこともあり、3か月間で経験した中での
症例発表をしてもらっています。もちろん指導医の先生とともに。

右も左もわからん時に病棟もあって大変なうえ、。
大勢の医局員の前での発表で・・・
すごく緊張してるのがよくわかりました。

しかし、みんなよく頑張っておりました。
いい顔をしています。

本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。
今後ともよろしく。

何かあればなんでも相談してください。
見学や質問等は随時受け付けていますのでご連絡ください。

2012年8月2日木曜日

続)医局(入局)説明会 ⇒ 大納涼会


先日入局説明会がありました。
やはり平日の夕方ともありなかなか日頃の業務があり、
参加が難しいとのお返事が多く、
参加してくれたのは4名でした。
ありがとうございました。
当センターの雰囲気、カリキュラムはご理解いただけたでしょうか?
わからないことがあればなんでもメールしてください。
kodera@ige.twmu.ac.jp




 当日 急遽こられなくなった先生が方がいらっしゃいましたが、
説明会は滞りなく、終了しました。ありがとうございました。

当日、どうしても来られなかった先生など、質問は随時受け付けてますので、上記、医局長宛てにメールをください。

また女子医大に研修医として4月から希望されている方でもかまいません。興味のある方はご連絡ください。お待ちしています。



下記写真はその後の納涼会です。Y教授、E教授に貴重なお言葉をいただき、
医師を始め、看護師さん、技師さん、事務さんなど、
日頃の苦労を癒す会となりました。
総勢80名近い参加人数でした。おかげさまで非常に盛り上がりました。
当然ですが、2次会、3次会、4次会と・・・・。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします!!